「StoryViewer」付属のサンプルを表示させて動作を確認します

これで準備が完了しました。
これから動作の確認を行います。

まずは「an httpd」を立ち上げておかねばいけません。
「C:\local\httpd***\httpd.exe」をダブルクリックすればいいのですが、いちいち面倒です。
デスクトップにショートカットを作って、そこから起動できるようにしておきましょう。
またはスタートメニューに登録してもいいです。

もし毎回使う場合は、スタートアップに登録しておけば起動したときに自動的に立ち上がって便利です。
(使用頻度が高い作者自身はそうしています)

では、「an httpd」を立ち上げておいてください。

次に、ブラウザを立ち上げてください。
アドレスの部分に「http://127.0.0.1/」と入力してEnterキーを押してください。
さて、どうですか?

「StoryViewer」のページが上手く表示されましたか?
表示されればひと安心です。
もし表示されない場合は今までの操作が何処かでまちがっていると思われます。
説明を読んで、もう一度やり直してみてください。

引き続き、サンプルである「由香利ちゃんと夏の一日」のシナリオを表示させてみてください。
上手く動けば完璧です。

では、このページ(「http://127.0.0.1/」)へのショートカットもデスクトップに作成しておきましょう。
またはお気に入りに追加しておいてもいいです。

これでローカルでの動作確認環境の準備は完了です。
以下の手順で動作確認できるようになりました。

1、サーバープログラム「an httpd」を立ち上げる
2、ブラウザでローカルサイト「http://127.0.0.1/」を開く
3、目的のシナリオを表示させる

〜「http://127.0.0.1/」とは〜

ブラウザに打ち込んだ「http://127.0.0.1/」はいったい何処のアドレスでしょうか?
これはローカルサイトのアドレスになります。
ではローカルサイトとは何でしょうか。
例えばLANなどのインターネットに常時接続されていないローカルな環境でのサイトのことです。

インターネットにおいてアドレスは住所を表しています。
インターネットに接続されたコンピューターごとに「IPアドレス」が割り振られています。
上の「127.0.0.1」の部分が「IPアドレス」になります。

「IPアドレス」は数字の羅列であり分かりにくいものです。
したがってユーザーレベルでは「IPアドレス」と1対1に対応した「ドメイン名」を使用しています。
表向きは「www.*****.co.jp」という「ドメイン名」でも、1対1に対応した「IPアドレス」が実は在るのです。

さて、ところで「IPアドレス」は全てがインターネット上に割り振られているわけではありません。
LANなどのローカル環境用にアドレスが残されています。
つまりLANでは、接続されたコンピューターひとつひとつにローカル環境用の「IPアドレス」を割り当てることで、
それぞれのコンピューターを識別しているのです。
残しておかないとローカル環境でコンピューターを識別出来なくなってしまいます。

その残されたローカル環境用の「IPアドレス」の1つが「127.0.0.1」なのです。
このアドレスにアクセスする場合はインターネットに接続する必要はありません。
ローカル環境にアクセスしているわけですから当然です。
サーバープログラムを正しく設定し立ち上げておけばそれでOKです。

この場合の「http://127.0.0.1/」のハードディスクでの具体的な場所は「C:\local\root」です。
「C:\local\root」がローカルサイトのドキュメントルートです。
これはサーバープログラム「an httpd」でそう設定したのでそうなっているのです。

例えば「http://127.0.0.1/sample.htm」を表示させた場合は「C:\local\root\sample.htm」を見ているのです。
「http://127.0.0.1/omake/goods.htm」を表示させた場合は「C:\local\root\omake\goods.htm」を見ていることになります。

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